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pian集合体「グッドネイバー」を満喫してきた

pian集合体との出会いは、2024年11月、役者でないがyugeでやっていた試演会(現状発表会と銘打っていただろうか)だった。
メンバーの阿部さん、ヨシュアさん、(のちに來來尸來004便「レ-ガデラ」に参加することになる)野間くんがいた。謎に三人に惹かれたのをおぼえている。創作を楽しんでいるひとの空気感があった。

004便の制作業務の過程で、野間くんからpian集合体の次回企画の情報を得た。絶対行こうとおもっていたのに忘れていた。リマインドしてもらって、即予約。
1月10日。大事にしたい日で家にいるべきだった。でも。
行かなかったら後悔しそうな気がした。pian集合体と再会したい自分がいた。

ウェブサイトを見たら、情報量の多さと遊び心の多い仕掛けに驚きつつ、行く前から楽しませてもらった。

特に、ここ。クレジット欄。


アンケートとか問い合わせページで使うような入力フォームを使っているので、ブラウザ上で入力ができてしまう。(送信ボタンがないので本当にただ入力できちゃうだけ。)めちゃおもしろい。
このウェブデザインがかなり新鮮だった。いつかパクりたい。

サイトやツイッター(新X)を眺めながら、企画の楽しみ方、立ち振る舞い方に悩みつつ、とりあえず行けば案内してもらえるだろうという謎の信頼があった。

当日。京阪に乗って三条まで向かった。準急で。いや各停だったかも。
座りたくて、特急には乗り換えなかった。ゆったり、ゆったり、向かった。意識的に、ゆったりしようとした。

会場はMEDIA SHOP galleryの2階。
1階は入ったことがあるけど、2階ははじめて。
ずっと気になっていた空間なので、彼らに連れてきてもらえて、ただただありがたい。

受付でもらったパンフレットに、タイトルのスタンプを押した。
「ド」がうまく押せなくて悔しかった。

サイトを見て気になっていた「ゲーム」をプレイ。
フェーダーで音量を調整できたりコントローラーのボタンを押すと効果音や曲が流れる。
録音できて、それがループ再生される。
本当はもっとメローな音の組み立てがしたかったけど、シューティングゲームみたいになってしまった。難しかった。楽しかった。

「私たちのヨガ」を観賞。ヨガマット上でみた。
よく聞くと胡散臭そうなヨガ音源に合わせてあるいは合わせずに〈ヨガ〉をする女性。
書き物をしている男性と、編み物をしている女性もいた。(暗くてよく見えなかったけどたぶんそんなニュアンスのはず。)
彼らが定義する〈ヨガ〉は自分のテンポでいることなのかなと解釈した。
20分と聞いていたが、特に何も起きないまま流れるその時間は、おもいのほか短いように感じた。これは、わたしも気を張らずにその場にいられたということなのかなとおもう。

体験型展示。ピタゴラスイッチ的なやつを試したらゴールでベルが鳴り、すぐにメンバーが話しかけにきた。
お部屋(を模したエリア)に案内され、インタビューをされた。ここに来るまでに印象に残ったこととか、たった今手渡されたお菓子の感想とか。
話すことは得意ではないけど、話しかけてくれたメンバーの宇津木さんがかなり親しみやすい雰囲気で、苦だとおもわなかった。すごい。

一旦会場を出て、コーヒーブレイクを挟み、出戻って「カプリチョーザ the play」に参加。
メンバーの宇津木さんとわたしともうひとりの参加者の3人で通常営業している店に入り、初見の台本に沿ってロールプレイング(一般的なロールプレイングに比べて演者側のアドリブで進行する箇所が少なく、書いてあることを読めばいいだけなので、初心者でもやりやすいタイプのものだった)をした。
食事をしている一般のお客さんもいたので、周りの目が気になったが、初めて会う人と一般客に紛れながら食事をして台本を声に出して読むというのは、この先二度と経験しないだろうなとおもった。
テキストも、書き手がちゃんとその場をイメージできているようなリスク回避ができていた分、やりやすかった。
やや不自然な流れになることはあったが、それも醍醐味というか、会場はカプリチョーザだけど舞台はカプリチョーザではないこと、自分は今は役を与えられていることを考えれば、当然だった。つまり、演劇をしたのだ。
ピザおいしかった。

この日のメインプログラムであろう、劇「引っ越しパーティ」は、ピアサポートみたいな空気。
制作面であと一歩とおもう部分もあったけど、それを差し置いても、価値がある上演だった。やりきった彼らを、その場にいたひとたちを、ただ見留めたい。

帰り道、駅のエスカレーターで前に立っていたひとのキャリーケースが倒れ、それが数段落ちた。
「倒さないでください!!!」と怒鳴られた。引き摺らないレベルの不快感をおぼえた。
わたしは触れていないので、わたしがキャリーケースに影響したわけはないのに。
本当にわたしが倒したとおもいこんでいるのか、ひとのせいにしなきゃいけない事情があるのか。
え、それともわたしのせいじゃないっておもってるわたしが間違ってる?
このひとを「変なひとだな」と捉えるか、「普段から何か困っていることがあるのか」と考えてみるか。今日は後者だった。

いい企画でした。

pian集合体 第2回公演 『グッドネイバー』
日程:2026年1月5日(月)〜 1月11日(日)
会場:MEDIA SHOP Gallery 2
京都府京都府京都市中京区中京区 大黒町44 VOXビル 2F