こんにちは、こんばんは。出演の野間共喜です。
來來尸來と僕の出会いはXで「新作を読む会」の参加者募集のポストが流れてきて、それに参加したことです。2025年1月でした、寒かった。
僕は、物語的なものを口に出して読みたいという気持ちがあったので、來來尸來の作品は観たことなかったし、知人もいなかったけど、とりあえず参加しました。その会で読んだ「新作」というのが今回上演する「レ-ガデラ」です。
後日、僕は普段舞台音響もしているので、「新作の音響、良かったらやらせてください〜」と連絡したら、「お願いします!」と言って、音響ではなく出演の依頼が来たのでびっくりしました。
お断りしようと思ったんですが、「新作を読む会」で僕が読んでいるところを見ていただいた上でのオファーであるということと、企画書に書いてあった「層と要素」というものがなんか引っかかって、悩んだ上で出演することに決めました。
「層と要素」は公演情報として一般に公開されています。
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「層」は來來尸來のクリエーションにおける指針のようなものらしいんですが、指針としては曖昧に思えます。これは何でしょうね。僕なりに考えてながら日頃の稽古にのぞんでいます。
一番上の「道管」はネットで調べたところ、植物が水分などを根から葉へ送るための管のことらしいです。
その下に「感光」があります。植物という繋がりから、光を受けて光合成する葉が思い浮かびます。
最後に「向日」。同じく、ヒマワリのように太陽の方を向いている花がイメージされます。
根からの管が一番上にあって、葉が真ん中、そして一番下に花。普通の植物のレイヤーとしては真逆な気がします。それとも、てっぺんから水を吸収し、茎や葉へくだっていき、地面に向かって花ひらく植物があるということなんでしょうか。分かりません。
最近、舞台や芸術を鑑賞していて全般に思うのは、目的意識がすごく強いということです。なぜその作品を作る必要があるのか、どこにその作品を観る価値があるのか、が論理的な言葉で説明されることがよくあります。それはそうあるべきなのかも知れませんし、僕も観客の場合はその方が安心できるかもしれません。が、別に作る意味が明確ではない作品も作られていいよな、とは思います。
果たしてこの「層」が私の、あなたの指針になってくれるのかはまだ分かりませんが、この逆転(逆転という解釈が合ってるかすら分からないですが、)をメンバーと観客とに共有してから始まる舞台が今創られてきています。ご来場をお待ちしています。

[photo by 相原美紀]
公演情報・ご予約
https://lailai.main.jp/004