來來尸來 website

舞台監督から見た來來尸來003便

舞台監督、蒼樹 知之です。
1月も終盤に差し掛かり、公演日を強く意識する日々がやって参りました。
まだまだ寒さも収まらず、稽古場までの道中は辛いものがあります。
作業をする私の部屋も、暖房を入れなければPCを満足に触っていられるような室温ではないというところです。

 

まだまだCOVID-19の猛威も収束の目処など立たず。
船を漕ぐには、目的地までの路が見えなくなってしまうのでは、と不安を抱いたりもするこの頃。

 

…いや、まあ、そんな不安はほとんど意味を成さずだったりするのですが。

 

來來尸來構成員(構成員って呼び方で合ってるのかな?)いのまちあーみさん、しきさんの両名は、
様々な問題に当たりながら、手探りで路を探りつつ、それでいて目的地だけは決して見つめ続ける。
彼女達の舟は一見小さく、この広くて視界の悪い海の前では頼りなく見えるはずなのに、その舟にある小さな光がとても心強い。
そんな風に思います。

 

この座組に関われて良かった。
貴重な時間を過ごさせて頂いてるんだなあ、と。

 

他の役者さん、テクニカルの方々も力強く、この座組に路を作り出してくれています。
003便の最後まで、どうかたどり着けますようにと願うばかりです。

 

さて、ここからはかなり個人的な話に寄ってしまうのですが、
この座組で今回嬉しかったことを二つ。

 

まず一つ目ですが、
脚本・演出を担っているいのまちあーみさんです。
私、蒼樹 知之が初めて外部の演劇団体に参加した際、彼女もその座組にいらっしゃり、当時はかなりお世話になった思い出があります。
今回の003便で、少しでも彼女に、何かを返していきたいと、何かを返すチャンスは今だと、蒼樹は喜んでおります。

 

続きまして、二つ目です。
先日、プロデュースのしきさんがTwitterにて、「両手を広げてお客様をお待ちしております(たしかこんなニュアンスだった)」とツイートされておられましたが、
こちらはお客様だけに限ったことではない。外部から来たテクニカルに対しても、彼女はこれに似たスタンスでした。
この座組は非常に溶け込みやすい、入りやすい。それはきっと、彼女が両手を広げて迎え入れてくれたからなんだろうなあ、としみじみ思って嬉しくなった次第です。

 

來來尸來の良さを目の前でたくさん見てきました。
これが、お客様にも届きますよう、自分の力の限りを尽くしていきたいと思っています。

 

蒼樹 知之