來來尸來 website

土の匂い

この生きづらさって、しょうもないよなあってことを考えています。しきです。今日も、そういう話をさせてください。

今でいう「ストレス」の概念は1930年代に発表されました。
80年ちょっと前です。たったの。
当時は有害作因という言葉が使われているのですが、だんだんとストレスという言葉も一般化していったわけですね。

外部が齎す歪み(ストレス)の原因は時代によって違うんだろうけど、自分たちが過ごしにくさを感じる要因はなんら変わっていません。

生きるための物資が揃っている現代の日本社会に、生死を脅かすものなんてほとんどないわけです。
あるとしたら自然災害ぐらい? でも殆どの人は「地震くるかも」とか、日々の生活のなかでいちいち考えませんよね。

積もりに積もるストレスを描き続けることでそれぞれの紀行をだいたいのかたちで共有することは容易です。
でも、來來のお客さんのなかには旅に連れ出しでほしいと望む人もそこそこいて、そんな人たちにはやっぱりどこか「物足りなさ」を感じる作風ではないでしょうか。
「ログ」は移動は多いくせに結局求める場所に行けていないし、「スパイア」も「ただいま」と言って戻ってきたかと思えばそこに居場所はなく、きっとまた「どこか」へ行くんですよね。
自分(たち)もそろそろ辿り着きたいんです。実は。「どこか」とかじゃなくて。

まあ、あてのない「どこか」をストロールするのはたのしいんですけど。で、結局そういうことを続けるんだとは思うんですけど。

簡単に生きづらいとか感じてしまうくせに、どこにも行かないしなんにも変えようとしない現代人です。
だって、歩いてても殺されないし適当に働けば金が貰えて食べ物を歩いて3分のコンビニで買える環境に、生きづらさなんてあるわけないじゃないですか。

死にたいとか消えたいとか考えていても、そういうことを素直に言えず「旅がしたい」だなんて、誰にも責められない文法のなかで層を重ねてみようとしたわたしたちです。

昨日、出町より新作「ルビ」の一案が送られてきました。

書いてもらう前に「もっと野性的なことがしたい。」と言ってみました。
これは1周年会として3人でガレットを食べながら話していたことでもあります。
「人間飽きたわ。動物になりたい。」

送られてきた案には、自給自足の生き様が少し見えました。
暮らしでも生活でもない。もっと、生の土の匂いがしました。

果たして動物になれるのか人間のままでいるのかはわからないけど、マーケットは所詮寄り道ですから、楽しくやっていきたいなと思います。

お楽しみに。

しき

 

喫茶フィガロ 冬の文化祭 2019 参加作品
來來尸來 presents 「らいしーマーケット」

日時
2019年12月28日(土)
開場 19:00~21:30(途中入退場可)
開演 19:30~/20:30~ それぞれ約15分を予定

料金 入場無料(要ドリンク注文)
会場 喫茶フィガロ
予約 不要

特設サイト https://lailai.main.jp/market2019