「スパイア」の照明の岡本風太くんに「しきさん、朝ってどんなイメージですか」と聞かれました。
「太陽が射し込むから明るいよね。」と、言い終わる前に「あ、でも、違うな」と気付いたのは「スパイア」のクリエイションの成果です。
冷静に考えると、風太くんはわたしの朝について訊いていて、わたしの朝は明るいか暗いかで言えば暗い。
相変わらず仕事に行きたくないし、日光に嫌気がさすのでギリギリまで布団を頭までかぶって視界を遮っています。
なるべく多くの視点から抽象化を進めていかないと、うまれた概念に偏りが生じることがあります。
制作協力してくれている睡眠時間の小原藍ちゃんは「対話が多い稽古場」と言っていました。
対話は遠回りです。それでも、重視したい。
違うものを持っていても同じものをみつめるために。
そういう面でも、今回はより外部協力者の視点が鍵となっているクリエイション現場です。
睡眠時間には藍ちゃんともう一人、001便「ログ」で制作助手としてサイコーの観劇環境を整えてくれた尾松美早都がいます。
ライト商會での受付が「空間の一部になれて楽しかった」ことを伝えてくれました。
今回の会場に受付スペースが十分に取れないのでどうしようかなーと悩んでたら、尾松が「(タブレットの)タッチで(受付スペースの縮小が)できそう」と提案してくれて、即決とまではいかないものの、選択肢としては濃厚になりました。
彼女はきっと今回もサイコーの観劇環境を提供してくれることでしょう。
來來尸來の作品は、正直、見づらい。
観劇中はもしかしたら居心地が悪くなることもあると思います。
だからこそ、全員が観客をどう受け容れるかを考える。
誤魔化しが効かない会場です。
あるべき姿であるべき姿に育てていきたいし育てられたい。
なんてことない帰路をパシャ。
しき(制作・広報)
