海外に一度も行ったことがありません。
旅行をするのは好きなのですが。
写真は4月、ひとりで電車を乗り継いで東京まで行ったときのお昼ご飯です。
リュックの中で癒着したおにぎり。
そんな私が異国を愛する団体に入ることになりました。
果たして嘘つきでしょうか?
こんにちは、らいしーのスペシャルオープニングスタッフ、いのまちです。
下劇以降、短い期間に随分多くの作品に関わらせていただいていました。
専門的な知識はないまま、あっちを手伝いこっちでやらかし、ようやく定住地を得ました。
というより、ちっちゃな舟の櫂を持たせてもらえたような気持ちです。演劇バンドですからね。
來來尸來では、宣伝美術と舞台美術を両方担当します。
合わせて美術ということになっています。
で、いまはフライヤーをつくっているのですが、そこにクジラの尾を描き込みました。
それを見て平次さんは「イルカじゃなくクジラの尾だね。嬉しい」と言い、
聞いたしきさんは「どういうこと」と言いました。
私は「調べましたんで」と胸を張りました。
芸術、とくに演劇なんてこの繰り返しだと思います。
受け取った「知っている」と「知らない」が混ざり合って「知っている気がする」になる。
その曖昧な感覚が何年も何十年も心を温めてくれる。
そして混ぜ合わせるのは同じ人である必要がなくて、
観た人それぞれの記憶の断片が作品を強くしていきます。
ちなみに人から人へと伝わる、脳内の情報のことをミームと言うそうです。
取り交わされる会話が、文章が。積み重なって文化が出来ていきます。
インターネットが発達したことで伝わるスピードはどんどん速まり、またそういうのはデジタルミーム(あるいは、トリーム)と呼ぶんだそうです。
さて「ログ」では、異国の記憶を持たない私が、
異国にお連れしなきゃならないわけです。
嘘つきでしょうか? ……恐らく違うかと。
本番日まで結構ありますが、旅行は長いものですからねえ。お付き合いください。
いのまちあーみ
