來來尸來 002便

「スパイア」

2019.9.29 (SUN.) 於:the SITE レンタルギャラリー

脚本・演出:出町平次

OUTLINE

ダブリンの中心に聳え立つ、スパイア。
街のどこからでも見えるこの塔。


その前にあったものがなんだったのか、
〈わたし〉は知りません。


でも父達はそのヒトの事を、
よく、知っていたようです。


あのとき崩れていくものを、

ここから見上げる多層劇クアッド


「嫌いなものなら、なくなったっていい。」

來來尸來002便「スパイア」無事終演致しました。

ご来場頂いたお客様、楽しみにしてくださっていたお客様、宣伝してくださった方、來來尸來に関わっていただいた全ての方々のたくさんのオールに助けられて、また1つ寄港することが出来ました。
誠にありがとうございました。

次の旅の目的地は、まだ決めていません。
とりあえずこの辺りで荷物が多くなってきたので、一度整理するためにマーケットに向かおうと思います。
どこでしょう。
クアラルンプールかな。
それともバンコク?
もしかするとパリの骨董屋かもしれません。
カッパドキアでもロシアでもいいかもしれませんね。

これからの話は尽きませんが、先ずは改めまして。
このたびは誠にありがとうございました。
これからもどうか応援よろしくお願い致します。
願わくば、また旅先で出会えますように。


來來尸來 主宰 出町平次

“見た目じゃなくて魂の美しい公演だ”

−観客

旅、ということば以上に風景の広がる空間でした。世界観も、せりふもしぐさもひとつひとつ、大切に丁寧に作られたのだろうなあと感じます。舞台のことはくわしくないけれど、見た目じゃなくて魂の美しい公演だと思う。おつかれさまでした。また皆さんに会えたら素敵だなと思います。

セリフの一言一言が丁寧に考え抜かれていて、(大掛かりなセットがなくても)アイルランドの異国情緒が自然と思い浮かんでくる作品でした。 ネルソン像を演じたミワチヒロさんのダイナミックな動きや、しきさんのドキッとさせられる話し方も大変良かったです。 立ち見or床に座るというなかなかない観劇空間でしたが、それでも観に来て良かったと思える公演でした。

前回の「ログ」同様、非常に細やかな会話劇だなと

今回はアイルランドというはっきりとした場所を提示されたことでより非日本的な空間が造られていたように感じました

スパイアの存在とネルソン提督の意味と生。生きることの囚われと自由について掘り下げようとしている反面どこか表面をさらうだけのような。ドロッとした感触でなかったことが悲しかった。憂いならとことん憂いてほしいし、希望を見いだすならとことん見いだしてほしい。どっちつかずな旅でした。まあ旅ってそういうもんですよね。旅自体は大好きだったけど、もう少し奥深くに向かう旅がしたかったです。

ネルソン提督の像を取り上げたのは脚本の段階で、すでにおもしろいです。連合国であるイギリスも見えてきます。

俳優の演技体が2種類あり、そこへの違和感をどう解消すればいいのかと悩んだ。簡単に言えば、ミワチヒロさん以外の俳優の皆さんが、あまりにあの空間に甘えた演技体だったと思う。スパイアとしての2人とネルソン像(首)のミワチヒロさんは、いずれも「物」であるにもかかわらず全く対照的な演技体であり、スパイアがその演技体である積極的な理由も見当たらない。また、あの空間のあの照明でボソボソと喋るということが、いかに観客の興味を削ぐかということは考えた方がいいと思う。わたしは観客だったがありありと、周りの空気が冷めていくのを感じた。求心力を保ち続けるためにはどうすればいいのか、改めて自分でも考えるきっかけになった。 観客を好きな場所に座らせるというのは、あの場所が教会であるという終結に相応しいのかもしれないが、だとすればオールスタンディングの方が良かったと思う。 俳優の力不足とそれを補うことの無い演出だったと思う。ただ、前情報としてものすごく期待値が高かったが故かもしれない。制作の力は強いが、そこに作品が追いついていないような気がした。

今回の内容は、前回と違って、ストーリーがはっきりしていたので、見やすいと言えば見やすい内容でした。ただ60分の中にちょっと詰め込みすぎた感はありました。消化しきれていないと感じるテーマもありましたし。 内容としては、観客の体験に基づく視点によって解釈が分かれるのかなと思いました。 今年、旧友が亡くなったので、そこに引きずられたのか、「失われたモノは戻らない」といったテーマが、何度も芝居の中で現前している感がありました。 永遠に生きる為にはどうすれば良いかという問いかけは失われたモノの側からの問いの様に思えます。

Slàinte

喫茶フィガロ×「スパイア」コラボメニュー

喫茶フィガロの全面協力により、「アイリッシュ珈琲(來來尸來ver.)」と「クリスプサンドイッチ」の提供を実現! 「スパイア」のプレイベント「脚本とアイリッシュフードを囲むP▲RTY」から本番まで多くの方に召し上がって頂きました。現在も好評発売中です!

喫茶フィガロで出たJamesonの空き瓶を会場まで持ってきてくれたお客さん。「なくなったもの」を思い出す、塔そのものでした。

gallery

for...

「ダブリンのスパイアをモチーフに、京都の町並みが変わっていくことの切なさと、
なんだかんだそれを受け容れてしまうことの虚しさを描いてほしい。」
 
スパイアはそんな制作のわがままから、出町が執筆し、座組が多層化し、
「祈り」の物語としてケルト十字を思い起こす舞台の上で立体化された。
観客がこの余白をどう埋められたかは知り得ない。
 
001便から來來尸來はなんにも変わっていない。
変えなきゃいけないことも、変えたくないこともたくさんある。
好まれることもあれば、嫌われることもある。
 
稽古場で食い違った意見も、作っては壊すプランも、
賛否両論あった「投げ銭制」も、本番日にお客さんが持ってきてくれたJamesonの空き瓶も、
思い返すとクリエイションのすべてがスパイアだったしネルソンだった。
 
座組と観客に一旦の別れを告げて、この小舟は何処へ行くのだろう。
また一緒に漕いでもらえたら――
そんな祈りをこの帆に掲げて、わたしたちはまた次の港へ向かおう。
 
 
來來尸來 制作 しき

Thank you for your 'oar'

the SITE 喫茶フィガロ

 

小原藍 藤村弘二
劇団月光斜TeamBKC
第三劇場 stereotype

 

ANTENNA Meets Regional

 

アイリッシュパブ&レストラン ダブリン/Au Bon Miel/かぜのね/カフェ トキオナ/観劇三昧 日本橋店/ゲストハウス トンボ/さるぅ 屋/GIRAFFE 京橋東口店/Falafel Garden /フォークオールドブックストアー/ポムの樹 京都三条店/レンタルサイクル えむじか

(敬称略)

 

演劇関係者の皆様

施設関係者の皆様

メディア関係者の皆様

 

P▲RTYのお客様

 

観客の皆様

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る