案外いいところへの寄港文

らいしーの旅すなわち劇作において、軽トラックの荷台に乗っているような気持ちになることがよくあります。
運転手と助手席の会話は聞こえないけど、少し離れて荷物をせっせと作ったり、時々差し入れしたり。
時には外部スタッフの皆と乗ったり(座席なんて用意してやんねえよとかそういうことじゃないです)(あっ「スパイア」に座席はないです)。
サービスエリアで降りて休憩したり。
そうしているうちに知らない場所へ運ばれていて、案外たのしかったり。
oar ( http://lailai.main.jp/oar ) も、
進めていて理解の難しかった企画でした。
観客に劇団を漕いでもらうなんて、ううん?
漕ぎ手と観客には何段階かの距離があるはず、という主張をしました。
でもP▲RTYでは、確かに漕ぎ手が存在して、しかも観客と共存していることをはっきりと見せていただけました
読み合わせや立体化に加わらなかった方も気軽な雰囲気で、喫茶フィガロ楽しかった、とかサンドイッチや珈琲が美味しかった、と思ったり言ったりしてくれるのが驚きでした。
また宣伝タイム(スケジュールに組まれていなかったのに何団体も立ち上がってくださいました)をアイリッシュ珈琲を飲みながら眺めていたときはoarどころかスクリューエンジンが搭載されたかと思いました。軽トラに。
出会う場。
ふだん演劇に親しんでいない人に公演に来てもらうのは本当に難しいです。
知った上で来ないわけじゃなくて、へえそんなのあるんだ知らなかった、からのスタート。
知らないことに対して「よっしゃ行ってみるか」となってもらえるかでもう一段階。
私は広報ではないので、本当のところの苦しみはまだまだ知り得ませんが。
それから、らいしーは役者より作品を重視することにより、終演後の面会、いわゆる客出しをしません。
せっかく来たから、あるいは観ていて好きになったから直接話をしてみたい、と考えていただける方にはさみしい話ではあるのですが、面会時間があることによるさみしさを知っているヒトも多いはず。
客出しでもなくワークショップでもない交流会という新しい形を初めから出来たのはうれしいです。
いのまちがちまちまとした器用さで売ってることも知られてしまいましたね。いぇい。
改めて本当にありがとうございました。
また次の港で。
いのまちあーみ